第4回:プルデンシャルの営業はすごかった
プルデンシャルの営業を受けた新入社員時代
プルデンシャル生命の社員による金銭トラブルによって、保険業界における「営業マンへの依存」というリスクが浮き彫りになりました。洗練された営業スタイルと高い専門性を持つライフプランナーというこれまでに築いてきたブランド力をもとにした信頼があったからこそ、今回の問題はかなり根が深いと言えるのではないかと思います。私も新入社員時代の2017年の春にプルデンシャルの営業の方にお話を聞かせていただき、月5万円の積立ての終身保険にあと一歩で契約するところまでいきました。当時はそこまでお金に余裕がなかったので、「やっぱり今回は契約は辞めようと思います」と電話で伝えたところ、それなら日曜日の夜に浜松町の支社まで来て欲しいと言われて、そこでまた1時間ほどメリットの説明を受けたことを今でも鮮明に覚えています。当時はまったく気にしていませんでしたが、今思えば支社まで来て欲しいというのは、支社で契約をもらってしまえば後からクーリングオフが出来ないということを考えて、あえてわざわざ来させて説明したのだろうなと納得できます。今回の未上場株などを謳った詐欺の際にも、会社まで来させて説明していたという報道を見て、当時のことを思い出しました。
「信じて任せる」がリスクになる時代
なぜ、これほどまでに優秀と言われる人たちが集まる場所で、一線を越えてしまう事態が起きたのか。完全歩合制に近い「フルコミッション」という厳しい報酬体系と、顧客が担当者を対会社ではなく対個人として信頼をしてしまうという点があると思います。お客様にとって「〇〇さんが言うなら間違いない」という信頼は営業マンにとってはとても重要である一方で、それが客観的な判断を鈍らせる要因にもなっていると思います。私の前職である野村證券の営業マンも属人的な営業を誇りに感じている人が多く、プルデンシャルと似た傾向があると思いますし、野村證券でも度々営業マンによる不祥事が発生しています。私もかなり属人的な営業を好き好んでしまう性格だったので、役員や部長・上司からの担当先へのアポイント調整の指示はかなり苦手でした。
プルデンシャル生命からのお乗り換え
本日、新たに一時払いの終身保険にご加入いただいたお客様は、これまでプルデンシャル生命でコツコツ積立てをしてきた方でした。20年ほど前に、当時のご友人からご紹介されたプルデンシャルの営業マンがわざわざ札幌からやってきて契約したそうで、それからずっと継続されていたためかなりの金額が積立てられていました。今回の一連の騒動についてはその担当者からは特に連絡もなく、この様子では保険金の支払いも将来的に心配なのでということで、これまで積立ててきた解約返戻金を原資として一時払いの終身保険への加入をご提案させていただきました。足元の金利情勢も踏まえてドル建てでご契約いただくと同時に、生命保険の相続税控除についてもご説明させていただき、ご満足いただけたのではないかと思っています。
思い返してもプルデンシャルの営業はすごかった
新卒1年目の私が当時受けたプルデンシャルからの営業は、今でもはっきり思い出せるほど、印象的でわかりやすく洗練されていました。いつかこんな営業がしてみたいなと思いながら、時と場所や立場を変えながら営業の仕事を続けていますが、今でもあの時のプルデンシャルの方の営業には到底及んでいないと感じています。保険という仕組みがわかっていない個人に対して、シンプルにわかりやすくかつ魅力的に物事を語るという点においては、あれ以上の営業を見たことがありません。私自身も営業マンであると同時に、最近は様々な方から営業を受ける機会も増えてきた今、改めて「優秀な営業マン」とはどんな営業マンなのかを考えてみる必要があると思います。
【弊社サービスのご紹介】
最後に宣伝ですが、今回の一連の報道を受けて、「今加入している保険って本当に大丈夫かな?」「担当者の提案を客観的に見てほしい」など、弊社は特定の保険会社に偏らない中立的な代理店という立場から、皆様のライフプランを提案させていただきます。
- 現状の契約内容の精査: 提案されているプランが適正か、客観的な分析
- 家計の全体最適化: 不動産ローンや新NISA、保険のバランスをトータルでの設計
- セカンドオピニオン: 既存の担当者との関係を保ちつつ、フラットな意見を提供
大切な資産を守り育てるために。少しでも不安を感じられたらお気軽にご相談ください。XからのDMでも承っております。

